本日、10:00より、厚生環境常任委員会で病院局の審議。
県立病院における患者の立場に立った、心ある医療の推進という視点で議論を行う。
午後から幾つかの用務を済ませ、
16:30より、農業農村整備研修会。
農業農村整備研究会は、自民党の「土地改良議員連盟」と「水土里の会」という2つの議連合同の勉強会で、自民党と無所属の県会議員と新潟県内の土地改良区の代表、そして県農地部の職員合わせて約60名の参加の下、今回は北陸農政局の角田局長と日置設計課長をお招きし講演を頂いた。

角田局長からは、「現下の農業農村を取巻く情勢と今後の課題」と題して約45分。
戸別所得補償、米価、土地改良事業、TPPなど、それぞれの問題に対して、今年の動きから来年の方針や見通しに至るまで丁寧にご講演いただいた。
私もそれぞれ理解をしている「つもり」ではあったが、今年の動きを時系列に整理して具体的な数字を交え分析した結果をお話いただくと、本当に判り易い。来年度の農水省の方針の説明にも説得力が増して聞こえてきます。流石はエリートキャリア官僚です。
ただ、あっ!と思ったのは、
戸別所得補償の変動費の支払に関する話の中で、
「生産コストをしっかり補填していく」
という一言。
民主党は戸別「所得補償」を、あたかも、「所得保証」であるかのように表現しているが、
我々自民党県議団の農政通の県議は、
あれは、「生産費の補償」に過ぎないと批判してきた。
農水省はしっかりと「生産コストの補填」と認識している。
官僚はしっかりと真実が判っている。
ここで、さらに重要となるのが、いくらしっかりと生産費を補填されても、生産費の補填であるかぎり、農業生産者は全国トータルで絶対に儲からないということ。
所得が「保証」されれば、生産コスト削減の努力をすることで農家は儲けることができ、結果、農業は強くなれるのだが、
むしろ、全国一律の過去5年間の平均販売価格により補填額が決められるので、米価が連続して下がり続けている最近の状況では、生産費も完全には補填されない。
というか、制度の定額部分15000円が値下げ圧力となっているのが現状なので、戸別所得補償制度を続ける限り、米価は下がり続け、稲作農家は赤字が続く可能性が高い。
やはり、民主党の戸別所得補償制度は間違っている。
日置設計課長からは、「最近の土地改良の動き」と題し45分。
たくさんの資料をご用意頂き、
今年3月に策定した「食料・農業・農村基本計画」のなかで、農業農村整備事業がどのように位置づけられているか、
に始まって、来年度予算の概算要求の骨子、政策コンテストの結果と予算の厳しい見通し、一括交付金の影響、政府のTPPへの対応状況などなど、盛りだくさんの内容を短時間にまとめてこれまたわかりやすくご講演を頂いた。
肝心の農業農村整備事業の来年度予算の見通しは、本年度以上に厳しいものになるようだが、
印象に残ったのは、TPPへの参加の是非を判断する来年6月までの政府の、
食と農林漁業の再生推進本部と
食と農林漁業の再生実現会議で
行われるであろう議論、これを、農業と農村の強化のチャンスととらえたい。
という、いわば、「万策尽きたが一縷の望みをかけたい」という強い願い。
農業と土地改良事業に対するキャリア官僚の熱い想いにこちらも共感させていただきました。
しかし、来年度の県の農業農村整備事業費は一体いくらになってしまうのか?